セットレース作戦

 

 

 

 【例1】

(例)平成14年 『報知杯弥生賞(GU)』

    馬   名  騎手名
10 モンテブライアン 柴田 善臣
11 ローマンエンパイア 武 幸四郎 2着

 

(例)平成13年 『報知杯弥生賞(GU)』

    馬   名  騎手名
ダイイチダンヒル 柴田 善臣

 

 平成14年の『報知杯弥生賞(GU)』を2着したのは、8枠J番ローマンエンパイア。1年前の平成13年の『報知杯弥生賞(GU)』と比較してみると、平成13年の8枠の騎手が“柴田 善臣、平成14年の8枠の騎手の1人が柴田 善臣となっている。このように前年の同じレースで、騎手や馬もしくは厩舎や馬主が、同じ枠または同じ馬番に配置されていたら注意するというのがセットレース作戦の1つである。その場合前年に連対していなければプラス連対していればマイナスと考える。このレースは前年の8枠が連対していないのでプラスとなり平成14年の8枠は連対した。

【例2】

例)平成14年 『中山グランドジャンプ(J・GT)』

    馬   名
11 ミナミノゴージャス
12 フサイチゴールド
 
15 オールゴング
16 ゴーカイ 2着

 

(例)平成14年3月23日 『ペガサスジャンプS』

    馬   名
ティーベンジャン
10 ミナミノゴージャス 2着
 
13 フィフティンエース
14 ゴーカイ

 

 平成14年の『中山グランドジャンプ(J・GT)』で2着したのは8枠O番ゴーカイ。前哨戦にあたる『ペガサスジャンプS』と比較してみると、『ペガサスジャンプS』の8枠M番の馬がゴーカイで、『中山グランドジャンプ』の8枠O番の馬がゴーカイとなっているのがわかると思う。前走の『ペガサスジャンプS』で連対しなかった8枠に『中山グランドジャンプ』で再び入り2着となったゴーカイであった。もう1つの見方として、『ペガサスジャンプS』の6枠と『中山グランドジャンプ』の6枠を比較してみたい。どちらのレースもミナミノゴージャス6枠に入っていることがわかると思う。『ペガサスジャンプS』で2着になったミナミノゴージャスが『中山グランドジャンプ』で再び6枠に入り、人気であったが今度は連対しなかった。このようにセットレース作戦は、比較したレースで連対していなければプラス連対していればマイナスと考える。これが基本である。

※セットレース作戦は、上記例1のように前年の同じレースと比較する以外にも、例2のように前哨戦やトライアルレースなどからのサインも有効である。他に同一距離のレース(『スプリンターズステークス』と『高松宮記念』など)などもセットレースと見ることができる。

※見方としては、上記例1、2以外に馬名の一部同士の共通項や、厩舎、馬主などの場合もある。

 

 

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